ChatGPTは「人類の危機」か AI開発停止運動で波紋(日経新聞 有料会員限定)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCD260QL0W3A320C2000000/
嘘か本当の話かは知らないが、日銀審議委員のメンバーには占いで政策決定の投票をする人がいたという。
日銀が量的緩和の是非で揺れていた、過去の時代の話だそうだ。
国や経済を左右するような話に、100パーセント完璧な解決策はないことが占いに頼りたくなる背景なのかもしれない。
AIチャットボットの「ChatGPT」がプライバシー規制の観点からイタリアでの使用一時制限された。
また、米国ではAI開発の一時凍結を呼びかける署名運動があっているという。
確かにChatGPTに質問をすると、驚くほどしっかりとした答えが返ってくることがある。
ただ、どうしてその答えに至ったのか、そのプロセスを伺い知ることは我々にはできない。
米国のオバマ元大統領はその回顧録で、政策決定において重視することは「健全なプロセス」であるとした。難しい決定を感覚に委ねず、事実とロジックを追求する姿勢が重要である、と。
ChatGPTなどのAIが、私達にとって占い師になるのか、それとも健全なプロセスの一部分を担う心強いツールとなるのか、それとももっと違う何かになるのか。
しばらく目は離せそうにない。